陽春大歌舞伎2008/04/12 18:57

陽春大歌舞伎 筋書
行ってきました、名古屋御園座!

名古屋へミュージカル(後述します)を見に行くことになり、たまたま御園座で吉右衛門さんが出ると言うので…。時間の都合で夜の部、それも吉右衛門さんが出る「松浦の太鼓」と「閻魔と政頼」だけしか見れませんでしたが、大満足!

席が花道すっぽん近くの外側であんまり良くなくて、「松浦の太鼓」では、花道で座り込む歌六さん演じる其角と芝雀さん演じるお縫に邪魔されて、吉右衛門さん演じる松浦の殿様が、太鼓の音を指折り数える名シーンがよく見えなかった…。

でも四十七士の討ち入りに助太刀に行くと馬(かわいい!)に乗って出てきたのも、その後の雪が頭に落ちてくるシーンもじっくり見れたので、いいんだいっ!

吉右衛門さんの松浦の殿様は、本当に純粋でかわいくて、とても好きです。裏では人が死んでいく話なのにねぇ。

「閻魔と政頼」も好きです。吉右衛門さんが松貫四として作ったもので、閻魔様の方が人間よりずっと正直で人がいいというお話です。

途中青鬼が、”いいのか悪いのか人間に聞いたところ「びみょー」と言った…”っていうようなせりふがありますが、名古屋では、「ええ加減だぎゃあ」になってました。種太郎君、うまいっ!

ところで、公演の後半でないと舞台写真を買うことができません。歌舞伎座で「大川の隠居」や前述の二演目を見たときも早めに行ったので舞台写真を入手できませんでしたが、今回御園座でゲットできました。うれぴ!